こんにちは!松戸市にある頭痛ケアサロンnaturalです。今日は女性ホルモンと偏頭痛の関係についてお話します。
なぜ偏頭痛が女性に多いのかは完全には理解されていませんが、女性ホルモンとの関連が指摘されています。同じく女性に多いアルツハイマー病と同様、性染色体の影響が考えられますが、その詳細はまだ明らかになっていません。
特に、生理周期に伴うホルモンの変動は偏頭痛のトリガーになることがあります。多くの女性が生理の前後に頭痛を経験するのは、この時期にエストロゲンのレベルが変化し、脳内のセロトニン量が減少するためです。セロトニンは血管の収縮や痛みの調節に関わるため、その減少は頭痛の原因となり得ます。
ホルモン補充療法が片頭痛を悪化させることもあり、これはエストロゲンが偏頭痛に関係している可能性を示唆しています。一般に、偏頭痛は思春期から始まり、50代から60代にかけて続くことが多く、閉経が片頭痛の終わりを意味するわけではありません。実際に70歳を超えても偏頭痛で通院する人がいますが、加齢と共に痛みの強度が弱まる傾向にあるようです。
高齢者が激しい頭痛を訴える場合は、通常の偏頭痛とは異なる可能性があり、脳出血などの重大な原因による二次性頭痛の可能性も考慮する必要があります。